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【自転車もガラパゴス!?】日本は自転車が変に進化しちゃった問題

ウミイグアナ

▲ガラパゴス諸島で独自の進化を遂げたウミイグアナ

皆さんは、普段どんな自転車に乗っていますか?

ママチャリ?ロードバイク?MTB?

自転車には色んな種類がありますよね。

中でも、ママチャリは自転車をより便利にしようと日本が生み出した独特な自転車です。

そう、ガラケーと言われる折り畳み式ケータイ電話のように日本だけの自転車なんです。

ガラパゴス自転車…言うならば「ガラチャリ」ですかね(笑)

今日の議題

日本は自転車が変に進化しちゃった問題

独自のアイデアで、トンデモビックリな発明をする日本は、自転車にもその能力を遺憾なく発揮したのです。

 

日本で進化した自転車

それは、ずばりママチャリです。

「ママチャリ」と言うと揶揄している様に聞こえてしまう為、以降「シティサイクル」と言っていきましょう。

ママチャリことシティサイクル

その特徴は「足を上げなくても楽に乗り降りできる」とか「カゴや荷台が付いている」とか「裾が汚れないようカバーのついたチェーン周り」など、日常での使いやすさが際立っていること。

どうしたら日常使いで使いやすい自転車になるのかを考えつくし、反映されてきました。

そして、いま日本で最も普及している自転車になっているのです。

 

こんな事例、世界のどこを探しても日本しかありません。

まさに「ガラパゴス」です。

 

シティサイクルがこんなに普及した理由

大きく分けて、以下の4つがあると考えます。

 

圧倒的「使いやすさ」

カゴや荷台があるだけで、普段どれだけ楽か…

日常使いにクロスバイクを使用している私は、本当にそう思います。

「ちょっと暑くなっても脱いだ上着のしまい場所がない」「なんか買おうとしてもバックに入る小さいモノしか買えない」「大きな物が運べない」など、カゴや荷台の恩恵は思ってる以上にデカいです。

チェーンカバーがあれば、ズボンは汚れませんし、フルカバーの泥除けは雨や水たまりを気にする必要がありません。

鍵だって、なんと自転車についている!

持ち運ぶ必要なんてありません。

 

滅茶苦茶便利じゃないですか…

 

破壊的「安さ」

ママチャリを買うなら1万円台で売ってます。

ギリギリまで価格を落としたら1万円を切ります。

コレはありえないレベルの価格ですね。

滅茶苦茶安い。

自転車の価格破壊…いや、破滅と言ったほうがイメージに近いかな?

シティサイクルをまともに作ってまともな値段で売れば、いくら安くても5万はすると思います。

「動けばいい」「ペダルを漕いで走れられればいい」そんな最低限だけの自転車を突き詰めるとここまでの安さに仕上がるんですね。

ぶっちゃけ走りにくいです。

数年でボロボロになって、また新しいのを買う…

誤解を恐れずに言えば、最低な自転車です。

恐らく数多の自転車の種類がある中で、ぶっちぎりでシティサイクルが、自転車として粗悪な存在です。

不良品と言ってもいいくらいの自転車でありふれています。

良品のシティサイクルなんて見たことも聞いたこともありません。

 

でも、それでいいんです。

自転車のコアである「走る」という能力が根こそぎ引っこ抜かれててもイイんです。

その理由は以下二つの理由になってきます。

 

日本ならではの「生活環境」

日本では、家を出ればすぐ近くにコンビニやスーパーがあります。

田舎はそうはいきませんが、そもそも、日本のデフォルトは車社会ですので、田舎には自転車の介入する隙はありません。

「歩くには面倒だけど、車を出すにも微妙な距離」にアクセスする機会がやたら多いのが日本です。

その時に自転車の出番。

その距離は自宅から半径数キロ程度なので、「走り」を犠牲にした自転車でも問題なし。

カゴや荷台の方がよっぽど良いアドバンテージとなります。

 

日本ならではの「地形」

日本は、山ばかりです。

日本は凸凹

出典:日本列島がいかに凸凹しているかが目で見て手で触ってよくわかるカレンダー「立体日本地図」 - GIGAZINE

ビックリするぐらい平地の少ない国なんです。

いくら、最新鋭のスポーツバイクでも山はスピードも落ちますし、疲れますよね。

これは、日本が自転車社会ではなく車社会となった要因の一つでもあります。

国土が狭いことも相まって、行動範囲が狭いのです。

近場は歩きか自転車、山を越えるなら車。

そういった区分けが日本の常識です。

 

欧米は、広大な平地を持っていますから、自転車でも難なく10km20km走れてしまう点が大きな違いですね。

 

シティサイクルは、日本で生まれ日本の生活スタイルとの相性がずば抜けて良い。

これが、日本にシティサイクルが驚異的普及を遂げた理由です。

ですが、日本特化型に進化した自転車は、自転車と言えるのでしょうか?

ガラパゴス諸島で海に特化したリクイグアナが、もはやリクイグアナでないように…

 

シティサイクルは「自転車」では無く「自転車亜種」である

シティサイクル、MTB、クロスバイク、ロードバイク…と一般的に自転車と定義される乗り物は実に多種多様で、ひとくくりに「自転車」として考える一般社会に違和感を覚えます。

 

乗用車、中型トラック、大型トレーラー、フォークリフト、トラクター…これら全部は確かに「車」ですが、ひとくくりに「車」と割り切って考えるでしょうか?

一般道OK・NG、高速道路OK・NG、速度制限○○kph…と、車にはそれぞれの種類に対する細かい規定があります。

 

自動車の種類 - 一般財団法人 自動車検査登録情報協会

こちらのサイトが分かり安ですが、車には、こんなにも細かい分類がなされているのです。

 

一方で自転車は、どんな種類であろうと自転車は自転車?

そんなのオカシイじゃないですか。

 

速度差がありすぎる

自転車は車と同じように、用途も性能も全く違ったいくつものベクトルに分けられます。

色々ありますが、分かりやすいのは速度差です。

10kphにも満たないスピードで走るシティサイクルもいれば、40kphは優に出せるロードバークだっています。

速度差は30kphで、約4倍。

これは、大通りを走る一般乗用車(60kph)と工場内を走る小型特殊自動車のフォークリフト(15kph)の速度差に相当します。

 

これでも、一般社会は「自転車は自転車」と言っているのです。

ましてや、法律は「自転車は車(軽車両)である」と言っているのです。

その場合、10kphと60kphで速度差の比率が6倍に膨れ上がります。

なんと、50kphの差!

 

もう、無茶苦茶です。

 

解決策

車と同じように、自転車にも区分けを作る→低速走行自転車の歩道走行容認

「自転車は原則車道」というオツムの固い原則作らずとも、「速度が遅い場合は歩道走行可」「速度が早い場合は車道」と、柔軟に安全を確保することができます。

都心の道路は狭い

相対速度の削減が重要なのです。

はっきり言えば、シティサイクルで車道は危険!っていう事です。

シティサイクルで速度を出すのは無理ですし、危険です。

この点は別記事で詳しく述べています。

  • 近日公開!しばしお待ちを!

誤解の無いように言っておきますが、自転車を歩道と車道に二分割しろと言ってるわけではありません。

自転車道を作れば、こんな苦肉の策を言わずに済みます…

  

シティサイクルは、日本の生み出した新たな自転車です。

ひたすらにスピードを追い求めたり、こだわりを出して一生ものに出来る欧米の自転車とは根本的に違います。

良いとか悪いとかじゃなくて、異なっているのです。

それなのに「自転車は自転車」なんてザックリした考え方は、あまりにも残念です。

車に区分けが存在するのは、安全性を向上させるため。

ならば、自転車も安全性を向上させるために区分けをつくってもイイじゃないですか。

それぞれの自転車に合わせた法規を整えれば、言う事ありませんね。

 

あとがき

日本の自転車事情は劣悪です。

あっちもこっちも、どうしようもないのです。

社会も法律も自転車に興味がないからでしょうね。

奴らが興味を持つのは自転車ではなく「車」です。

だから、車には社会の理解もあり、行き届いた法律も存在する。

「車は、アレが○○で、コレが△△で…でも、こういう規定があって、こうしなきゃいけなっくって…」っていう車に対する認識に対し、自転車の場合は「自転車は自転車!そもそもはエンジンの無い車!」っていうザックリ過ぎる認識。

格差ですよ?

差別ですよ?

 

車第一主義の日本に生きる自転車ユーザーが出来ることは二つ。

「大勢が事故の被害者となって社会に振り向くのを待つ」か「大勢が声を上げて社会を振り向かせる」かです。

言うまでも無く後者でありたいものです。



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